研究課題/領域番号 |
18K14099
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分28040:ナノバイオサイエンス関連
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研究機関 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
研究代表者 |
西口 昭広 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 機能性材料研究拠点, 研究員 (10784944)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 創傷治癒 / 組織接着 / 微粒子 / ゼラチン / 生体高分子 / 組織再生 / ナノーバイオ界面 / 疎水性 / 粒子 / バイオポリマー / 疎水基 / 生体材料 / ナノバイオ界面 |
研究成果の概要 |
本研究では、材料と組織のナノバイオ界面における生体応答の制御を可能とする疎水化微粒子からなる創傷治癒促進材料の開発を目指す。乾式噴霧によって創部へ送達された疎水化微粒子は、浸出液によって速やかに膨潤、接着することで組織界面を保護し、さらに、種々の細胞と積極的に相互作用することで生体応答を制御する。本粒子を用いて、生体材料による治癒メカニズムを解明することで、組織再生を促進する革新的な創傷被覆材の開発が可能になると考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、従来の創傷被覆材のように単純に外部刺激から保護するだけではなく、疎水化微粒子型被覆材がナノバイオ界面で生体組織に積極的に相互作用することで、接着性・止血作用・多細胞シグナリング・血管新生・再上皮化などの生体応答を制御し、組織治癒を促進する点が特徴的である。本材料は、ESD後の創傷治癒のみならず、熱傷や褥瘡、糖尿病性潰瘍などの皮膚欠損の治療や、消化管穿孔の閉鎖、消化管潰瘍への適用、虚血性疾患治療など様々な応用展開が可能であり、国内の医療器機産業の発展に寄与すると考える。
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