研究課題/領域番号 |
18K14146
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分30020:光工学および光量子科学関連
|
研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
小原 祐樹 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (10752032)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 超高速光科学 / ポンプ・プローブ分光 / シングルパルス分光 / 光受容体タンパク質 / フェムト秒 / 超高速分光 / ラマン散乱 / 光受容タンパク質 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、光受容体タンパク質の動的構造変化を観測するための新規計測システムを開発した。これはフェムト秒パルスレーザーを用いた超高速分光をベースに、シングルパルス分光法を組み合わせたもので、光源の強度ゆらぎによる計測ノイズを低減し、効率の良い信号積算が可能となる。また、遺伝子組換え大腸菌による光受容体タンパク質の発現、精製プロトコルを確立し、分光分析に適した高純度な試料を得た。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
光受容体タンパク質を含む膜タンパク質群は多くの疾患に関わっており、その機能を制御する分子標的薬創薬のターゲットとして注目されている。タンパク質の機能は高次構造によって決まっており、生理活性作用時の動態も含めて観測できる検出効率の良い観測方法の開発が必要な状況にある。本研究課題では、新規レーザー分光計測システムの開発と高純度タンパク質試料の生成という2つの異分野の技術開発からアプローチし、独自手法により動態を観察する研究基盤を整えた。
|