研究課題/領域番号 |
18K14151
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分30020:光工学および光量子科学関連
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研究機関 | 高知工科大学 |
研究代表者 |
小林 弘和 高知工科大学, システム工学群, 准教授 (60622446)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | グイ位相 / 光渦 / 動径モード / 空間位相変調器 / 光計測 / ラゲールガウスビーム / ドップラー速度計 |
研究成果の概要 |
本研究ではラゲールガウス(LG)ビームの高次動径モードのGouy位相を伝搬に伴う強度分布の回転(Gouy回転)として可視化する実験を行なった。成果として、まず空間位相変調器の位相分布を最適化することで動径モードp=10までを高精度に生成することに成功した。さらにGouy回転が動径モードpに比例して増大することを実験的に示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
伝搬に伴い回転する強度分布を持った光ビームは微小粒子の光操作に応用可能である。またGouy位相に起因した強度分布の回転はGouy位相で誘起されるドップラーシフトとして理解することができる。したがって既存のドップラー速度計とは原理的に異なる速度計測が実現可能である。さらにGouy位相によるドップラーシフトは通常の線形ドップラーシフトとは符号が逆であるため、吸収分光などにおけるドップラー広がりを低減する効果を持ち、分光測定やその他の光計測への応用が期待される。
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