研究課題/領域番号 |
18K14161
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分31010:原子力工学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 |
研究代表者 |
萩原 大樹 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 福島研究開発部門 福島研究開発拠点 廃炉環境国際共同研究センター, 研究副主幹 (20773914)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 福島第一原子力発電所事故 / ガラス質放射性微粒子 / 放射性セシウム / ストロンチウム / 放射性セシウム含有微粒子 / フィルター材 / ガラス質粒子 / Type-A / HEPAフィルター / Type A / マイクロパーティクル / ガラス |
研究成果の概要 |
福島第一原子力発電所の事故により放出された、ガラス質放射性微粒子の起源および形成メカニズムを解明することを目的とし、粒子の化学組成、放射能を分析するとともに、炉内構造物を用いたガラス質微粒子の形成実験を行った。ガラス質微粒子中の放射性ストロンチウムの含有量は小さいことが認められた。さらに、放射性セシウム含有微粒子の内、Type-A粒子は、形状からさらに2種類に分類できたが、ともに同一のプロセスで形成されたことが示唆された。また、フィルター材を加熱することで、Type-A粒子と形状が類似する微粒子を形成することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ガラス質放射性微粒子の起源を特定することは、環境中に飛散したガラス質放射性微粒子の放出量の定量化、事故当時の炉内事象の解明および廃炉作業に係る内部被ばく評価を行う上で重要である。本研究において、環境中から採取したガラス質放射性微粒子の特徴を把握し、起源物質として考えられる炉内構造物と比較することで、その起源を特定できる可能性が示唆された。
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