研究課題/領域番号 |
18K14164
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分31010:原子力工学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 |
研究代表者 |
永岡 美佳 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 核燃料・バックエンド研究開発部門 核燃料サイクル工学研究所 放射線管理部, 主査 (60747658)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | バイオアッセイ / 超臨界水酸化反応 / ストロンチウム / アルファ線放出核種 / 放射化学分析 / 超臨界水 / 前処理 / 有機物分解 |
研究成果の概要 |
α線及びβ線放出核種における内部被ばく評価を行う際、生体試料(尿及び便)を用いたバイオアッセイを行う必要がある。このバイオアッセイでは、まず、試料中の有機物を分解する必要があるが、この工程では、試料の突沸による作業者への二次被害、大量の酸溶液(硝酸、フッ化水素酸等)の使用による施設・環境への影響等が問題となっている。また、内部被ばく評価のために速やかな分析・測定が求められる。 そこで本研究では、これまでのバイオアッセイの有機物分解法に代わる、超臨界水を利用した迅速な新しい方法を検討した。また、併せて有機物分解後の分析・精製方法についても検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
東京電力福島第一原子力発電所事故及び日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター燃料研究棟汚染事故等の内部被ばく事故や、今後本格的に始まる東京電力福島第一原子力発電所の廃炉作業に伴い、作業員の内部被ばく線量評価の重要性、正確性及び迅速性が求められている。 本研究では、バイオアッセイで最も労力を要する有機物分解工程において、これまで検討されたことのない「超臨界水」を用いた方法を確立することにより、バイオアッセイ法の効率化、安全化が期待されるとともに、迅速な内部被ばく評価が期待される。
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