研究課題/領域番号 |
18K14187
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分32020:機能物性化学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
雨森 翔悟 金沢大学, ナノマテリアル研究所, 助教 (80736736)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 電荷移動錯体 / エラストマー / ポリジメチルシロキサン / 刺激応答性 / 超分子 / 電荷移動相互作用 / 力学刺激応答 / 刺激応答材料 |
研究成果の概要 |
ポリジメチルシロキサンエラストマー中における分子間会合体(電荷移動錯体)の会合の強さ(会合定数)の評価を行った。今回用いた分子系において、力学的刺激による会合定数の変化は観測されなかった。一方で、会合定数がエラストマーの架橋の有無、架橋密度に依存しないことが明らかとなった。これは電荷移動錯体の平衡を低分子の溶液中と同様にエラストマー中でも利用可能なこと示している。また、電荷移動錯体の会合定数に及ぼすポリジメチルシロキサン媒体の溶媒効果を世界で始めて明らかとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
電荷移動相互作用(芳香族ドナーアクセプター相互作用)は超分子を形成する駆動力として数多く用いられており、その会合定数が周囲の媒体でどのような影響を受けるか?は重要な知見である。本研究成果はポリジメチルシロキサン(エラストマー)が電荷移動相互作用に与える影響(架橋や力学的刺激、溶媒効果)を世界で初めて明らかとした。今後、ポリジメチルシロキサンを媒体とした機能性超分子材料への展開が期待される。
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