研究課題/領域番号 |
18K14202
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分33010:構造有機化学および物理有機化学関連
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
松井 康哲 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (90709586)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | アップコンバージョン / エネルギー移動 / 三重項-三重項消滅 / 一重項分裂 / フォトンアップコンバージョン / 三重項ー三重項消滅 / 光波長変換 |
研究成果の概要 |
研究期間中に,ジフェニルアントラセンを種々の非共役リンカーで連結したダイアドを合成し,そのフォトンアップコンバージョンの検討を行った.特に,TTA-UCに対する励起光強度の影響について検討を行ったところ,しきい励起光強度は,対応するモノマーより少し高い値となった.主たる要因として,ダイアド化がTTAにおける一重項の選択性を低下させたことが考えられる.一方で,本研究で提案した分子内TTAを支持する結果でもあり,将来的に一重項の選択性の高いダイアドを合成できれば画期的である.また,テトラセンをアダマンタンで連結した分子を合成したところ,TTAの逆過程である分子内一重項分裂の進行を確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,非共役リンカーで連結したダイアドを合成し,それを用いたフォトンアップコンバージョンの検討を行った.その結果,多重励起子に関する様々な知見が得られ,将来的には光触媒や太陽光発電の高効率化につながる知見が得られた.
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