研究課題/領域番号 |
18K14207
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分33020:有機合成化学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
清水 洋平 北海道大学, 理学研究院, 准教授 (60609816)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | カルボン酸 / ホウ素触媒 / 光 / ラジカル活性 / ホウ素 / ラジカル / 触媒 / 光酸化還元触媒 / アリル化 / 配位子 / 光触媒 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、①ホウ素触媒と可視光照射を組み合わせたカルボン酸α位アリル化反応の発見、②ホウ素触媒を用いたカルボン酸α位アミノ化反応の開発、の2点を達成することができた。①ではホウ素触媒を用いた新たな反応性を開拓できたため、さらに多様な反応系へと適用拡大する素地が整った。また、②では他の手法では合成困難な立体障害の大きなαアミノ酸を合成する手法を確立し、非天然型アミノ酸を用いたさまざまな分野に応用する基盤を築くことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
カルボン酸のα位アリル化反応の開発においては、ホウ素触媒と光照射を組み合わせることで、これまでにない反応性を見出すことができたという点で学術的意義が大きい。一方、カルボン酸α位アミノ化反応の開発は、非天然αアミノ酸の簡便な供給方法として利用可能である。非天然アミノ酸は医薬化合物をはじめとして利用価値が高いため、入手容易なカルボン酸から付加価値の高いアミノ酸を合成できるという点で社会的意義があると言える。
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