研究課題/領域番号 |
18K14213
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分33020:有機合成化学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
仙波 一彦 京都大学, 工学研究科, 助教 (30712046)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | カルボホウ素化反応 / アルケン / アルキルホウ素化合物 / メタラサイクル錯体 / 多置換フラン / 協働触媒反応 / 共役付加反応 / アリルアリール化 / 協働触媒作用 / カルボホウ素化 / ニッケル / パラジウム / 銅 / 有機ホウ素化合物 / 遷移金属触媒 |
研究成果の概要 |
本研究では、アルケンの二重結合へと有機基とボリル基を導入するアルケンのカルボホウ素化反応の開発を行った。特に、従来法では適用困難なアルケンや導入困難な有機基の適用を可能にする新たな触媒系の開発を中心に研究を行なった。その結果、脂肪族アルケンのアリールホウ素化反応を可能にするパラジウム/銅協働触媒系、およびスチレンの第三級アルキルホウ素化反応を可能にするニッケル触媒系の開発に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発したアルケンのカルボホウ素化反応により、多様なアルキルホウ素化合物が入手容易な出発原料から一段階で合成できるようになる。アルキルホウ素化合物は様々な化合物へと誘導可能であるため、本成果は医農薬品の効率的な探索に貢献する研究成果である。また、今回開発した触媒系は、アルケンのカルボホウ素化反応において従来は用いられていなかった素反応を利用する新しい触媒系であるため、当該研究分野における大きな波及効果が期待される研究成果でもある。
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