研究課題/領域番号 |
18K14255
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分34020:分析化学関連
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研究機関 | 早稲田大学 (2019-2021) 国立研究開発法人理化学研究所 (2018) |
研究代表者 |
土戸 優志 早稲田大学, 理工学術院, 講師(任期付) (40737219)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 細菌 / 分子認識 / ボロン酸 / デンドリマー / 超分子 / ナノ材料 / 高感度 / 簡易判別 / 迅速判別 / 凝集 / 蛍光 / 糖 / Molecular Recognition / Bacteria / Boronic Acid / Saccharide / Dendrimer / Phenylboronic Acid / ナノ粒子 |
研究成果の概要 |
ボロン酸修飾デンドリマーを用いた細菌の検出法を開発した。本手法は、ボロン酸修飾デンドリマーを細菌を含む溶液に添加してボルテックス撹拌するだけの非常に簡易な方法で、細菌凝集を引き起こすことによって検出することができる。その検出感度は、濁度法では約100万 CFU/mL、蛍光法では約1万 CFU/mLである。検出時間は5分~数十分程度であり、従来法に比べて大幅に短い時間での、迅速な細菌検出を達成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細菌やウイルスをはじめとした、病原性微生物のパンデミックが大きな社会問題となっており、病原性微生物を簡易迅速に検出する手法の開発が強く望まれている。本研究では、分子認識反応で細菌表面と結合して凝集させることによって、光の散乱や蛍光で細菌を検出して簡易判別する手法を開発した。この成果は学術的な意義のみならず、試薬と光源があれば、場所を問わずに迅速に細菌を検出できる手法であることから、SDGsの面でも大きな社会的意義がある。
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