研究課題/領域番号 |
18K14299
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分35030:有機機能材料関連
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 (2019-2021) 島根大学 (2018) |
研究代表者 |
水野 斎 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 助教 (60734837)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 有機半導体 / キャビティ / マイクロキャビティ / 励起子ポラリトン / ミニエマルション / マイクロ結晶 / (チオフェン/フェニレン)コオリゴマー / 励起子フォノンポラリトン / レーザー発振 / ポラリトン / (チオフェン/フェニレン)コオリゴマー / 自己キャビティ / キャビティポラリトン |
研究成果の概要 |
TPCOマイクロ結晶及びTPCO薄膜を含有するマイクロキャビティの作製を行った。BP2Tマイクロ結晶では,モード構造に基づいて得られたエネルギー対波数ベクトル分散プロットより励起子-光子強結合が観測され,1.05 eVのラビ分裂エネルギーが得られた.強結合においては,屈折率と吸収係数が結合強度に影響を与える重要なパラメータであることが明らかになった. BP1T-CNマイクロキャビティでは,300 meVに及ぶラビ分裂エネルギーが得られた.今後は成膜条件の改善・検討を行うと共に,種々の結晶成長法により作製した単結晶を活性層とするマイクロキャビティを用いてポラリトンレーザー発振の観測を行う.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
p/n型特性を持つ有機マイクロ結晶中で励起子-光子強結合を実現し,材料パラメータが強結合に与える影響を明らかにしたのは,本研究が初である.この結果は,結晶サイズとモルフォロジーを制御できる改良型ミニエマルション法とp/n型を制御できるTPCO材料の組み合わせが,新しい励起子ポラリトンデバイスの研究に繋がる可能性を示している.
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