研究課題/領域番号 |
18K14335
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分37010:生体関連化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
仲野 瞬 京都大学, エネルギー理工学研究所, 助教 (40650809)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | リセプター / RNA-ペプチド複合体 / in vitroセレクション / ライブラリー / mRNAディスプレイ / 蛍光センサー / 人工酵素 / ribonucleopeptide / receptor / fluorescent sensor / library / 触媒 / RNP / in vitro セレクション / セレクション / 回転数 |
研究成果の概要 |
本研究ではRNA-ペプチド複合体(RNP)を構造基盤に用いたリセプター作製法を応用して、高い回転数を有する人工リセプター酵素の作製を目指した。高い基質選択性を有するRNPリセプターの作製条件の検討を行い、ATPに高選択的なリセプター、蛍光センサーの作製に成功した。一方、ペプチドライブラリーの作製条件について検討したが、収率よく目的のライブラリーを合成するために最適な条件を確立することはできなかった。このほか、N末端にCys残基を導入してそのチオール基に収率よく蛍光分子を化学修飾するための条件を確立したほか、共有結合化RNPを効率よく作成するための反応条件を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リセプターに触媒分子を修飾する設計によって、触媒活性や反応回転数をどの程度向上できるのかについては、十分な検証がなされていない。リセプターの改変による人工酵素作製の試みでは、「生成物の解離」をどのように実現するかが大きな課題となる。触媒分子修飾リセプターの反応回転数の向上を行うために、「生成物の解離」を考慮したセレクションをおこない、触媒活性の向上が達成できるのかについて検討するために必要となる技術開発を行った。この成果は今後、高い触媒活性を有する酵素を目的に応じた様々な用途に合わせて任意に作製するための基礎的な技術を確立するために有用な知見となる。
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