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ペプチド-薬物複合体:分子標的ペプチドを用いた効率的ドラッグデリバリーシステム

研究課題

研究課題/領域番号 18K14339
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分37010:生体関連化学
研究機関大阪府立大学

研究代表者

道上 雅孝  大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (60802428)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワードドラッグデリバリーシステム / ペプチド-薬物複合体 / ヒト血管内皮増殖因子 / ドラッグデリバリー / ペプチド
研究成果の概要

本研究の目的は、抗体分子が抱える課題を克服するために、低分子量と高機能を両立した抗体様分子を開発することである。申請者は抗体様分子として、安定なヘリックス-ループ-ヘリックス構造を持つ分子標的ペプチドの開発を行っている。本ペプチドは低分子量であるにも関わらず、抗体と同等の結合活性を示し、血清中でも高い安定性を示す (半減期:14日以上) 。本研究では、それをさらに高機能化し、分子標的ペプチドに抗がん剤を修飾した「ペプチド-薬物複合体」を開発する。これは、抗体医薬品の問題点を一挙に解決し、これに代わる革新的医薬品の開発に繋がる喫緊の課題である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本基盤技術を確立できれば、他の標的タンパク質に対しても、自由自在にテーラーメイドの分子標的化合物が創出できる。すなわち、狙った細胞に任意の化合物を送達できるようになる。これを使って分子レベルで生命活動をコントロールすることで、従来の分子標的化合物では得ることのできなかった新しい知見を手に入れることが可能になる。また、本研究で開発する「ペプチド-薬物複合体」は、通常のペプチド固相合成による化学合成が可能であることから、細胞培養を基本とするバイオ医薬品の特殊な製造装置や、GMP管理を必要としないため、化学合成の設備しか持たない大学・企業でも、分子標的医薬の開発や製造への参入が可能となる。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] A “ligand-targeting” peptide-drug conjugate: Targeted intracellular drug delivery by VEGF-binding helix-loop-helix peptides via receptor-mediated endocytosis2021

    • 著者名/発表者名
      Masataka Michigami, Kentaro Takahashi, Haruna Yamashita, Zhengmao Ye, Ikuhiko Nakase, Ikuo Fujii*
    • 雑誌名

      PLoS One

      巻: 16 号: 2 ページ: e0247045-e0247045

    • DOI

      10.1371/journal.pone.0247045

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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