研究課題/領域番号 |
18K14357
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分37030:ケミカルバイオロジー関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
阿部 奈保子 名古屋大学, 理学研究科, 特任助教 (70772119)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 環状RNA / 翻訳反応 / RNA / 環状構造 / 真核細胞翻訳系 / 環状 / 翻訳 |
研究成果の概要 |
1. 環状RNA翻訳反応の塩基配列依存性を明らかにした。2.2つの非翻訳領域間で塩基対を形成することで形成した疑環状構造が、直鎖状mRNAの翻訳効率を向上させた。3.環状RNAの化学的連結法による合成法を検討し、生ずる非天然連結部位を含むRNAが翻訳されうることを明らかにした。4.ホスホロチオエート修飾を5’非翻訳領域に限定的に導入したmRNAが大腸菌無細胞翻訳系において大きく翻訳活性を向上させた。これによりmRNAの翻訳活性向上には位置特異的な化学修飾導入が有効な手法であることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来起こりにくいと考えられてきた環状RNAの翻訳反応が起こりうること、塩基配列が翻訳効率に与える影響について検証し明らかにした。mRNAを医薬品として用いるに際しその安定性向上や翻訳能向上が必要であり、そのための方法論を多角的に検証した。その結果、今後の核酸医薬品の開発に役立つ知見を得た。
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