研究課題/領域番号 |
18K14380
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分38020:応用微生物学関連
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
田中 瑞己 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 助教 (70803344)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 麹菌 / カーボンカタボライト抑制 / ヘキソキナーゼ / グルコキナーゼ / 糸状菌 / 酵素生産 / 脱ユビキチン化酵素 / アレスチン様タンパク質 / ユビキチン化 / 転写因子 / タンパク質分解 / トランスポーター |
研究成果の概要 |
麹菌はアミラーゼをはじめとする加水分解酵素を大量に生産することから、清酒・味噌・醤油などの醸造などに利用されている。麹菌のアミラーゼ遺伝子の発現は、マルトースによって誘導されるが、グルコースが存在するとカーボンカタボライト抑制によって抑制されることが知られている。本研究では、グルコースキナーゼであるヘキソキナーゼとグルコキナーゼがグルコースによるアミラーゼ生産誘導やカーボンカタボライト抑制に関与していることを明らかとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
麹菌をはじめとする糸状菌が分泌する糖質加水分解酵素は、食品製造などに使われる産業用酵素として広く用いられている。カーボンカタボライト抑制は、これらの糖質加水分解酵素の生産量が減少する主要な原因となっている。本研究によって得られて知見は、糸状菌におけるグルコースキナーゼの加水分解酵素遺伝子発現への関与を初めて明らかとしたものであり、大きな学術的意義がある。また、糸状菌における加水分解酵素の生産量を増加させることにも繋がることから、社会的意義も大きい。
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