研究課題/領域番号 |
18K14412
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 長崎国際大学 |
研究代表者 |
藤井 俊輔 (藤井俊輔) 長崎国際大学, 公私立大学の部局等, 講師 (10610165)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | オートファジー / モノクローナル抗体 / アルクチゲニン / アルクチイン / ELISA |
研究成果の概要 |
本研究では、牛蒡子エキスが有する肝臓がん細胞(HepG2)の増殖抑制作用の機序を明らかにすることを目的とした。牛蒡子に含まれるアルクチイン(Arc)とアルクチゲニン(AG)はオートファジーを抑制的に制御することで、HepG2における細胞増殖抑制能を発揮していることを明らかにした。さらなる解析を進めるために、Arcおよび、AGに対するモノクローナル抗体(mAb)の作成に着手した。その結果、Arcおよび、AGを特異的に認識するmAbを産生するハイブリドーマ細胞株を樹立し、本mAbを用いたアッセイ系の確立に向け種々の条件検討を行っている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
食品や天然物が有する機能性は、その作用がブロードであることや成分間の相互作用などを原因として、機能性成分が標的とする分子を特定することが困難である場合が多い。本研究の成果によって、モノクローナル抗体を解析ツールとした作用解析技術の一端を構築することに成功した。 本研究の究極的な目標は、明確な科学的エビデンスに基づく有用性と安全性が担保された機能性食品の開発に貢献し得るモデル研究を確立することである。さらに本研究課題の完結は、本研究分野のみならずケミカルバイオロジーや創薬科学分野等、幅広い研究分野に適用可能であり、種々の研究領域の技術発展に寄与することが期待される。
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