研究課題/領域番号 |
18K14413
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
若木 学 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品研究部門, 主任研究員 (50710878)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 活性酸素種消去能 / ORAC / SOAC / HODEs / 抗酸化能 / 抗肥満 / HODE |
研究成果の概要 |
食餌誘導性肥満モデルマウスを用いて食品による酸化ストレス軽減効果の検討を行った。肥満による酸化ストレス誘導はマウスの週齢が関与しており、加齢によって酸化LDLコレステロール値など酸化ストレス障害が増加した。一方、リノール酸の過酸化物(HODEs; hydroxyoctadecadienoic acids)は、6週齢から9週間の高脂肪食給餌でも有意に血中濃度が増加した。食品による酸化ストレス軽減効果について、イチゴやトマトは高脂肪食摂取による肥満や高血糖状態を抑制しない条件でも、酸化ストレス軽減に寄与していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
HODEsは、酸化LDLコレステロール値などの従来の酸化ストレスマーカーに比べて若齢期からの高脂肪食給餌でも有意に血中濃度が増加したことから、早期酸化ストレスマーカーとして利用できることが示唆された。また、肥満による酸化ストレス障害は加齢によって増加することが示唆された。更に、酸化ストレスを惹起する活性酸素種がマウスの週齢によって異なることが示唆された。食品の直接的な活性酸素種消去能の酸化ストレス軽減への寄与に関しては、傾向は認められたものの更なる検討が必要である。
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