研究課題/領域番号 |
18K14415
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所 |
研究代表者 |
村上 太郎 地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所, 衛生化学部, 主任研究員 (70393254)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 小麦グリアジン / プロアントシアニジン / 高分解能質量分析装置 / ELISA / 小麦グリアジンペプチド / 高分解能飛行時間型質量分析装置 / 人工消化液 / 腸管吸収モデル / 高分解能飛行時間型質量分析装 / Caco2細胞 / LC-QTOF/MS / モノクローナル抗体 / 反応阻害曲線 / 低アレルゲン化 / 人工腸管モデル |
研究成果の概要 |
果実や種実などのプロアントシアニジン(PAC)の抽出物はグリアジンに結合することによって、ELISAでの小麦の測定に影響を与える 。このため、本研究ではPACによるグリアジンへの結合能を利用することで、小麦の低アレルゲン化法の開発に繋がる可能性があると考え、グリアジン中のエピトープとの結合に関与するPACを食品中から探索することを目的とした。グリアジン中の33残基のペプチドを認識する抗体を利用して、グリアジンのエピトープに対するPACの結合能を評価する方法を確立した。また、植物種ごとのPACの差異は高分解能飛行時間型質量分析装置で分析することによって解析することが可能であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では小麦グリアジン中の33残基のペプチドを認識する抗体を利用することによって、PACのグリアジンへの結合能を評価する方法を確立した。また、PACのPhologlucinol分解産物を高分解能飛行時間型質量分析装置で分析することによって、植物種ごとのPACの差異解析も可能であったため、今後はグリアジンへの結合能の高いPACの構造確認への応用も期待される。本研究で得られた成果を応用することで、グリアジンへの結合能の高い植物中のPACを確認することができるため、小麦の低アレルゲン化法の開発への応用が期待される。
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