研究課題/領域番号 |
18K14428
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 帝京科学大学 (2020) 中部大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
西川 翔 帝京科学大学, 生命環境学部, 講師 (10728249)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 褐色脂肪細胞化 / 食品因子 / 食品成分 / アルテピリンC / クルクミン / UCP1 / ヘスペリジン / 食品由来因子 |
研究成果の概要 |
白色脂肪組織での褐色脂肪細胞化の誘導は、熱産生によるエネルギー消費を亢進し体脂肪蓄積を抑制することから抗肥満戦略としての活用が期待されている。本研究では、褐色脂肪細胞化を誘導する食品因子を見出し、その誘導機序として白色脂肪組織内での細胞間相互作用に着目して解明を行い、白色脂肪細胞の自己分泌機能や抹消交感神経系の関与を見出した。また、その過程で食品成分の組み合わせによる褐色脂肪細胞化誘導の増強作用の他、新たな褐色脂肪細胞化誘導の評価方法として白色脂肪組織の組織温度を直接計測する技術を確立し、その技術を応用することで熱産生の分子機序を解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
食品因子による作用を標的組織限定的に作用させることは有害な全身作用を防ぐため重要である。本研究で見出した食品因子は、白色脂肪組織特有の細胞間相互作用を介して褐色脂肪細胞化を誘導することで白色脂肪組織へ限定的に作用する可能性がある。そのため、本研究の成果は、全身作用によるリスクを抑えより安全で効果的な抗肥満サプリメント開発への応用が期待できる。
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