研究課題/領域番号 |
18K14454
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分39020:作物生産科学関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
廣岡 義博 近畿大学, 農学部, 講師 (80780981)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | パールミレット / 非破壊計測 / LAI / ナミビア / 混作 / 季節性湿地 / 半乾燥地 / 気候変動 / トウジンビエ / 施肥管理 / 季節湿地 / 耕うん / 葉面積指数 / 水環境 / 栽培技術 / 化学肥料 / 牛糞 / 接触混植 / アイスプラント / 湛水ストレス / 施肥 / 栽培管理 / 栄養環境 |
研究成果の概要 |
ナミビア北中部は半乾燥地でありながら集中的な豪雨や洪水が生じることから,耐乾性作物の湿害が問題となっている.そこで,現地主要作物であるパールミレットの生育に関して,異なる水環境下での栽培管理の影響を評価することを目的として研究を行った.パールミレットの収量に関する水環境と施肥方法には有意な交互作用があり,異なる降雨パターンによって最適な施肥方法が異なってくることが明らかとなった.また,非破壊での経時的な葉面積指数計測によって,パールミレットの生産性を簡易的に推定する手法を開発した.さらに,パールミレットとイネの混作をこの地域の季節性湿地に導入することは経済的に有用であることを明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
季節性湿地におけるパールミレットの収量は主に総乾物重によって決定されており,穂数と密接に関連していることがわかった.したがって,最適な栽培管理を実現するには,栄養成長期における継続的な生育診断に基づいた追肥の施用が効果的であると考えられた.そのため,非破壊計測による経時的な葉面積指数モニタリングを利用することによって生産性を改善できる可能性を示したことに学術的意義がある.さらに,実際の農家の収量調査とインタビュー調査を行うことで,季節性湿地における作物の生産性を経済的に解析したことも大きな社会的意義があると考えられる.
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