研究課題/領域番号 |
18K14457
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分39030:園芸科学関連
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研究機関 | 山形大学 (2019-2020) 京都大学 (2018) |
研究代表者 |
鍋島 朋之 山形大学, 農学部, 助教 (10801920)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ウイロイド / キク / RNA / キク矮化ウイロイド |
研究成果の概要 |
ウイロイドは一本鎖RNAから成る植物に感染する病原体であり,現在30種以上が報告されている.同一種内にも多様な変異があり,これらの変異が植物の病徴発達に影響することが知られている.本研究ではキクにおける重大病原体であるキク矮化ウイロイド(CSVd)について,季節に応じた環境の変動がキク個体中のCSVd集団の構成に与える影響について調査した.4品種・3時点でCSVd集団構造とCSVd濃度を調査した結果,多数のCSVd系統を検出できたが,濃度や時点に関してCSVd集団構成との明瞭な関係性は見出せなかった.従って,これらの変異は環境要因とは無関係に,ランダムに生じたものだと考えられた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ウイロイドは非常に速い変異速度を持つことが知られる.次世代シーケンサーを使った変異系統の網羅的解析は過去にも試みられてきたが,本研究で実施したような,変動環境下における多時点解析は例が無かった.今後更なる検証が必要ではあるが,ウイロイドの進化と環境要因との関係性を理解するために,重要な手がかりとなるデータを得ることができた.
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