研究課題/領域番号 |
18K14472
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分39050:昆虫科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 (2019-2020) 東京工業大学 (2018) |
研究代表者 |
宮田 佑吾 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 生物機能利用研究部門, 契約研究員 (70623453)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ネムリユスリカ / 乾燥耐性 |
研究成果の概要 |
エネルギーフリー長期安定保存技術の開発に向けて、ネムリユスリカの乾燥耐性能は長らく注目を浴びてきた。しかしながら、その乾燥耐性メカニズムの分子基盤は全く不明であった。そこで、申請者は、ネムリユスリカ由来の細胞株であり、乾燥耐性能を持つ唯一の動物細胞株でもあるPv11細胞を用いて、検討を行った。まず、Pv11細胞においてCRISPR/Cas9システムを用いたゲノムワイドスクリーニング実験系の構築を行った。その過程でPv11細胞において、乾燥耐性能に必要な複数の遺伝子を同定できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ネムリユスリカの乾燥耐性メカニズムを解明することで、既存の凍結保存技術に代わる、エネルギーフリーな長期常温保存技術の開発が期待されている。即ち、既存の凍結保存技術の問題点である「莫大なエネルギーコスト」や「停電のリスク」を回避しつつ、有用細胞やタンパク質などのバイオリソースを安定的に長期保存する新規技術の立脚が見込まれている。 また、Pv11細胞における分子生物学的実験系を構築する事で、Pv11細胞の産業応用が期待される。
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