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スギ材のセシウム濃度にサイト間差が生じる要因の解明:年輪生態学的アプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 18K14496
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分40010:森林科学関連
研究機関国立研究開発法人森林研究・整備機構

研究代表者

大橋 伸太  国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 (70754315)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワードセシウム / ルビジウム / カリウム / 個体間差 / サイト間差 / 肥大成長速度 / 水利用効率 / 林分間差 / スギ / アルカリ金属濃度 / 肥大成長量 / セシウム濃度 / 生材含水率 / 幹材セシウム濃度 / 成長量
研究成果の概要

スギの樹幹木部(幹材)のアルカリ金属(セシウム、ルビジウム、カリウム)濃度の個体間差およびサイト間差を、樹木の肥大成長速度および水利用効率(同じ水消費量でどれだけ光合成できるか)によって説明できるか検証した。
幹材のアルカリ金属濃度は、水利用効率とは明確な関係がなかったが、肥大成長速度とは正の相関があることが明らかになった。これはサイト内の個体間差を説明する重要な変数であったが、サイト間差を上手く説明するにはさらに他の要因も考慮する必要があることがわかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

福島原発事故による放射性セシウム汚染を受けた地域において適切な森林管理と安全な木材利用を実現するためには、木材として利用される部分である樹幹木部(幹材)の放射性セシウム濃度を正確に把握・予測することが不可欠である。しかし、幹材の放射性セシウム濃度はサイト間あるいは同一サイト内の個体間でもばらつきが大きく、予測の不確実性が非常に大きいのが現状である。本研究の成果を用いることにより、個体ごとの幹材の放射性セシウム濃度をより高精度に推定することが可能になると期待される。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021 2020

すべて 学会発表 (3件) (うち招待講演 2件)

  • [学会発表] 木材の放射性セシウム汚染の実態:10年間の変化や特徴について2021

    • 著者名/発表者名
      大橋伸太
    • 学会等名
      第132回日本森林学会大会 企画シンポジウム「2011 -2021 -2031:森林の放射能研究のこれまでとこれから」
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 森の中・樹木の中の動き2021

    • 著者名/発表者名
      大橋伸太
    • 学会等名
      2021年度森林立地シンポジウム「森林で放射性セシウムはどう動いているのか?ー研究者がわかりやすく解説しますー」
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] スギ材のアルカリ金属濃度の個体間差と成長速度・水利用効率との関係2020

    • 著者名/発表者名
      大橋伸太、香川 聡、黒田克史
    • 学会等名
      第131回日本森林学会大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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