研究課題/領域番号 |
18K14538
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分41020:農業社会構造関連
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研究機関 | 明治大学 (2020-2022) 静岡大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
藤本 穣彦 明治大学, 政治経済学部, 専任准教授 (90555575)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 最も美しい村 / 農と食の自給圏 / 農村計画 / 資源計画 / 農村文化 / 日本 / フランス / 農食 / 農と食の地域自給圏 / 農食連携 / 循環システム / 修景 / 地域資源 / 美の基準 / 自然再生 / 持続可能な発展 / 環境ビジネス / 比較 / 地域経済 / 自給圏 |
研究成果の概要 |
本研究では、1982年にフランスで始まった「最も美しい村」運動に着目し、日仏の比較研究を行った。「最も美しい村」運動の農村社会開発は、地域や文化遺産の品質管理を行いながら、村全体をブランド化し、コミュニティ・ビジネスを展開することであった。「最も美しい村」のブランディングやコミュニティビジネスの対象であり、まだ評価指標にはなっていないが、「農と食をローカルにつなぐ」という視点がある。「テロワール」という概念に代表される「農と食の自給圏」という視点は審査基準に反映されていない。これを、「最も美しい村」の農村社会開発手法としていかに構築し、指標化できるかを研究した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フランスと日本の農村計画策定における「美の基準」について、「最も美しい村(the most beautiful villages)」を事例に比較研究を行った。その結果、フランスでは歴史景観を「生活景観(Living Heritage)」として評価し、その集合表現である集落を守るべき地域単位として設定していることが明らかになった。これに対して日本では、若者の参加、景観の保全、再生可能エネルギー導入、美食革命、ツーリズム促進、移住促進といった多様な側面を個別に評価して足し合わせた総合評価を行っている。小さな村の経済的な自立を目指す方向性を共有しつつも、その「美の基準」(何を守るか)は異なる。
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