研究課題/領域番号 |
18K14571
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分42010:動物生産科学関連
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研究機関 | 東京農業大学 |
研究代表者 |
佐々木 恵亮 東京農業大学, 生命科学部, 研究員 (10737159)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | レンチウイルスベクター / 遺伝子導入 / 卵巣 / 卵母細胞 / 顆粒層細胞 / 莢膜細胞 / レンチウイルス |
研究成果の概要 |
マウス卵巣において細胞種毎の遺伝子機能を解析する研究ツールを開発することを目的に、改変型レンチウイルスベクターを用いた卵特異的な遺伝子導入法の確立を試みた。研究助成事業中に卵だけに特化した遺伝子導入はならなかったものの、その原因をいくつかに絞り込むことができた。また、新生仔マウス卵巣の細胞を分散した後改変型レンチウイルスにより遺伝子導入を行い、そこから体外で卵巣を再構成する卵巣再構築培養法を確立した。さらに、新生仔由来の卵巣より分取した卵母細胞にウイルス感染処理を施し、別個体より分取した未感染の卵巣体細胞とともに再構築卵巣を形成させることにも成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果から、レンチウイルスを改変することで少なくとも卵巣細胞に対する感染性が変化することがわかった。これを利用して今後細胞種特異的な遺伝子導入法を確立できる可能性がある。また、新生仔マウス由来の卵母細胞と体細胞をそれぞれ別個体から分取し、それらから体外で卵巣を再構成する卵巣再構築培養法を確立できた。今後この培養法を改変して卵母細胞のみ、あるいは、卵巣体細胞のみに遺伝子導入を行い、正常な卵形成を支持できない疾患モデルマウス等のレスキュー法として応用できると考えられる。
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