研究課題/領域番号 |
18K14632
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分43010:分子生物学関連
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研究機関 | 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(新分野創成センター、アストロバイオロジーセンター、生命創成探究 |
研究代表者 |
栗原 美寿々 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(新分野創成センター、アストロバイオロジーセンター、生命創成探究, 生命創成探究センター, 特別研究員 (40763074)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 核内構造体 / PML body / 遺伝子転写制御 / エピジェネティクス / 核内高次構造 |
研究成果の概要 |
核内構造体の1つであるPML bodyは遺伝子転写制御の場として働くと考えられている。しかし、PML bodyのターゲット遺伝子及び、転写制御機構はほとんど明らかになっていない。本研究はPML bodyの近傍微小空間を生きた細胞内で特異的にラベルし、そこに含まれるクロマチンを分離精製するための新規技術「ALaP(APEX mediated Chromatin Labeling and Purification)法」を開発し、PML bodyが雄性遺伝子群の転写を制御することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、遺伝子の転写制御の研究は、シグナリングや転写因子、エピジェネティクスなどを含むクロマチン構造に焦点をあて行われてきた。しかし、クロマチン構造の解析だけでは、すべての転写制御の仕組みを解明することはできない。本研究によって、転写制御における役割が未解明であった核内ボディによる転写制御メカニズムが明らかになったことで、転写制御分野の更なる発展が期待できる。
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