研究課題/領域番号 |
18K14637
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分43020:構造生物化学関連
|
研究機関 | 津山工業高等専門学校 (2019-2021) 大阪大学 (2018) |
研究代表者 |
高木 賢治 津山工業高等専門学校, 総合理工学科, 准教授 (90647322)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | プロテアソーム / X線結晶構造解析 / ゲル内結晶化 |
研究成果の概要 |
本研究では、構造解析が困難なプロテアソームと化合物の複合体構造を基にした高活性な新規薬剤開発を目指した。当初ゲル内結晶化法を参考に、プロテアソーム結晶形成後に疎水性の化合物を浸漬・結合させることを想定して研究を進めていたが、結晶作製が困難なこと、低分解能で化合物の構造決定が困難なことから、低分子量で構造未解明なプロテアソーム活性調節因子をターゲットにすることに変更した。この結果、新規植物プロテアソームシャペロンPBAC5の発現系構築を完了し、安定なPBAC5精製法を確立した。また、酵母のPba1のホモログとなるPBAC1との複合体精製にも成功した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、当初ゲル内結晶化法を用いて、プロテアソームと新規薬剤の構造決定を目指していたが、プロテアソーム結晶の場合、ゲル内でも有機溶媒の影響が大きく、分解能が十分に上がらなかった。今後この方法に適したターゲットや結晶を選択し、結晶化法や浸漬法に改良を加えることで構造解析が可能になると考えられる。また、プロテアソーム分子集合については不明な部分が多く、PBAC5-PBAC1複合体の安定発現系の構築により、機能解明が早まると考えられる。
|