研究課題/領域番号 |
18K14686
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分43060:システムゲノム科学関連
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研究機関 | 熊本大学 (2019-2020) 九州大学 (2018) |
研究代表者 |
田附 常幸 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 特任准教授 (80637843)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | バキュロウイルス / ゲノム科学 / ウイルスベクター / バイオインフォマティクス / 生物物理学 / 最小ゲノム / 必須遺伝子 / 合成生物学 |
研究成果の概要 |
本研究はバキュロウイルスを合成生物学で使用可能な汎用性の高いベクターとして再構築することを目的とした。バキュロウイルスの遺伝的最小化を目指して、Bacmidとして大腸菌で複製可能なバキュロウイルスゲノムDNAに試験管内で短いDNA断片を複数挿入し、昆虫培養細胞で増殖する多遺伝子破壊バキュロウイルスライブラリを作製した。これをウイルスの増殖が認められなくなるまで繰り返し、遺伝的におよそ最小化された多遺伝子欠損バキュロウイルスゲノムDNAライブラリを作出した。このライブラリは次世代型汎用バキュロウイルスベクターの原型となる候補を複数含んでいると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
昆虫を宿主とするバキュロウイルスは高等真核生物での遺伝子発現ベクターとしてバイオ医薬品の生産などで利用されている。本研究はバキュロウイルスを汎用遺伝子発現ベクターとして最大限に利用するために様々な多遺伝子破壊バキュロウイルスをライブラリとして作製した。この多遺伝子破壊バキュロウイルスライブラリは様々な用途に使用できる原型となる多遺伝子破壊バキュロウイルスを含んでいると考えられ、バキュロウイルスの多用途化に貢献できると期待される。
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