研究課題/領域番号 |
18K14710
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分44020:発生生物学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
石田 研太郎 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (20707898)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 器官培養 / 頬ひげ原基 / Merkel細胞 / 三叉神経 / 三叉神経節 / 頬ひげ / Merkel細胞 |
研究成果の概要 |
本研究は、頬ひげ原基と三叉神経節の器官共培養系を用いて、胎生期のマウスの頬ひげのMerkel細胞の分化を制御する分子機構を解析することを目的とした。はじめに、免疫組織化学的な手法により、器官培養によって分化する頬ひげのMerkel細胞の数と位置を解析した。また、生体内電気穿孔法による遺伝子導入により、細胞と細胞小器官を蛍光タンパク質で可視化した。さらに、遺伝子導入した器官をライブイメージングし、細胞の分裂、移動、細胞小器官の動態を解析した。本研究で開発された手法は、頬ひげのMerkel細胞の分化の制御機構の解明に貢献するものと期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
頬ひげは、げっ歯類が外部環境から情報を得るための最も重要な体性感覚器官の一つである。頬ひげに加えられた機械的刺激は、頬ひげ毛包の上皮細胞の一部の特殊化した機能細胞であるMerkel細胞によって電気的シグナルに変換されて三叉神経に伝達される。Merkel細胞の分化やMerkel細胞と三叉神経との接続は、頬ひげを介する体性感覚機能において必須であるが、発生過程でこれらの機構を制御する分子機構は未だ解明されていない。本研究で開発された器官培養技術やこれを応用した解析技術を用いることにより、Merkel細胞の分化や三叉神経との相互作用の分子機構を詳細に解析できると期待される。
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