研究課題/領域番号 |
18K14726
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分44030:植物分子および生理科学関連
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研究機関 | 北見工業大学 |
研究代表者 |
蔭西 知子 北見工業大学, 工学部, 研究員 (20815633)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | Arabidopsis / 細胞外ATP / 細胞外ADP / 電子スピン共鳴装置 / ヒドロキシルラジカル / 根の重力屈性 / 細胞壁 / エタノール / シロイヌナズナ / 根 / エンドサイトーシス / 環境応答 / 免疫染色 / キナーゼ様受容体 / 植物の屈性制御 |
研究成果の概要 |
電子スピン共鳴装置を用いて、植物にATPまたはADPを細胞外から添加することで、細胞壁の構築に関わるとされる活性酸素ヒドロキシルラジカルを生成すること、この生成には細胞外ATP受容体DORN1を介さないということがわかった。また、細胞外ATPのシグナリングの経路に関連するとされる根のエンドサイトーシスおよびエキソサイトーシスは、実験に使用される溶媒の一種のエタノールによって撹乱されることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果から、細胞外ATPが根の伸長方向といった屈性を制御するメカニズムには、細胞外ATPによって植物の根から発生するヒドロキシルラジカルによる細胞壁の構築が関わるかもしれないこと、細胞外ATPだけでなく細胞外ADPも植物にヒドロキシルラジカルを生成すること、このヒドロキシルラジカルの生成には、植物の既知の細胞外ATP受容体を必要としないという新たな知見を得た。
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