研究課題/領域番号 |
18K14729
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分44030:植物分子および生理科学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
武内 秀憲 名古屋大学, 高等研究院(WPI), 特任助教 (10710254)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 受容体 / シグナル伝達 / 花粉管 / 誘引物質 / 極性成長 / シロイヌナズナ |
研究成果の概要 |
被子植物が生殖を行うためには、雄の花粉管が雌しべ内を伸長し、誘引物質を感知することが必要である。本研究は、花粉管の伸長および誘引を制御する受容体タンパク質に着目し、シグナル伝達に重要な細胞内のパートナー分子の同定と細胞外の誘引物質による調節機構の解明を目的とした。受容体と相互作用する分子の探索・解析により、花粉管の伸長・誘引に関わる複数セットの分子群を同定した。また、花粉管の伸長と誘引物質の感知のそれぞれを、複数の花粉管受容体が協調して制御する作動原理の一端を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
花粉管の伸長・誘引は、被子植物が同種同士で生殖行い、子孫を残すために必須の仕組みである。この過程の制御に関わる受容体および関連する分子を発見し、作動原理を解明したことで、植物の生殖を制御する技術の開発にも繋がるような、基礎的な知見の蓄積に貢献した。また、花粉管のように伸長する細胞は動植物を通じて存在するため、細胞の伸長制御の普遍性・特異性の理解にも寄与した。
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