研究課題/領域番号 |
18K14757
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分45010:遺伝学関連
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研究機関 | 京都大学 (2019) 東北大学 (2018) |
研究代表者 |
ジェルベ オリビエ 京都大学, スーパーグローバルコース医学生命系ユニット, 特定研究員 (10707988)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | Regional heritability / Metabolic syndrome / Chronic kidney disease / Japanese population / Metabolic Syndrome / Chronic Kidney Disease / Heritability / Genetic correlation / Regional Heritability |
研究成果の概要 |
日本において、CKD及びその発症・進展に深く関連しているMSが国民の重大な健康問題となっている。そのような状況の中、CKD及びMSに関連する形質(例えば、BMIやコレステロールなど)のばらつきはどの程度遺伝によるものなのか、また、関与する遺伝子はないのか、について研究を行う必要がある。本研究では、CKD及びMSに関連する様々な形質において、表現型で見られるばらつきのうち、遺伝に由来するばらつきの割合を推定した。また、最新の解析方法を適用するためのコンピュータープログラムを開発し、形質に影響を与える遺伝子を明らかにした。本研究の成果は国際学術ジャーナルや国際学会で発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CKDは全国で約1,330万人が罹患しており、慢性腎臓病の発症・進行には生活習慣病や肥満等、MSが深く関連している。このような状況から考えると、CKD及びMSの遺伝性の推定や、関与する遺伝子の同定は非常に重要であり、緊急に対処すべき課題だと考える。本研究により、CKD及びMSに関連する形質を解析することで、遺伝の効果や、日本人の遺伝的な特性が明らかになった。本研究の対象である東日本大震災の被災地住民の健康管理の観点から考えると、遺伝的な要因が強い形質においては家系により対応を変える等、より細かな指導への実現に貢献している。
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