研究課題/領域番号 |
18K14790
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分45040:生態学および環境学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
八木 光晴 長崎大学, 水産・環境科学総合研究科(水産), 准教授 (90605734)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | マイクロプラスチック / 東シナ海 / サイズ / 密度 / 誤飲 / 摂食 / バイオフィルム / トロール / 誤食 / 摂食メカニズム / 魚類 / 海洋ゴミ / フーリエ変換赤外分光 / FT-IR / 環境問題 / 底魚 / 潮目 / 胃内容物 / 漂流ゴミ / 摂餌 / 海底ゴミ / フーリエ変換赤外分光光度計 / プラスチック / ニューストンネット / 胃内容 / 成長 |
研究成果の概要 |
海洋を漂うゴミに関する新たな問題としてマイクロプラスチックが注目されている。本研究は、海洋のマイクロプラスチック汚染に関する基礎データの蓄積と魚類によるマイクロプラスチックの誤食実態を明らかにすることでマイクロプラスチック汚染の現状を評価した。具体的には、東シナ海を対象にマイクロプラスチックの表層サンプリングにより、年間を通した漂流マイクロプラスチック量の動態を明らかにした。また、魚介類の消化管内のマイクロプラスチックの定量と魚類における誤食メカニズムについて明らかにすることができた。ここで得られた知見は、プレスリリースを初め、学会および論文発表で広く社会に還元した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた知見は、社会的に注目されているマイクロプラスチック汚染の実態解明と将来的な汚染防止に向けた提言に資するものであり危急性に応えるものであった。ここでの成果は、環境科学、水産学、生理学そして生態学をはじめとする様々な分野での検証・展開へと繋がることが予想される。また、野外の商業的にも重要な魚種でのマイクロプラスチック取り込み状況の結果は、食の安全にも繋がるトピックであり、社会的関心が高くニュース等で報じられた。
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