研究課題/領域番号 |
18K14806
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分45060:応用人類学関連
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研究機関 | 滋賀大学 |
研究代表者 |
大平 雅子 滋賀大学, 教育学部, 准教授 (40616190)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 幼児 / 睡眠 / 唾液 / ホルモン / DHEA / コルチゾール / 子ども |
研究成果の概要 |
子どもの睡眠の質の評価には実際的な制約が大きい。それに対して、研究代表者は新たな指標としてホルモン、特にDHEAに着目した。そこで、本研究では子どもにおいて起床時のDHEAの分泌量を従来指標と比較することで実験的に検証した。その上で、睡眠評価としての指標の有用性や限界を明らかにし、適用可能範囲や方法論上の制約を科学的に検証することを目的とした。その結果、起床直後のDHEA分泌量と「睡眠の質」の変数間で有意な正の相関が認められた。この結果は、成人と同様に子どもでも起床直後のDHEA分泌量が「睡眠の質」を反映しており、睡眠評価指標になり得る可能性を示唆している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子どもは自分の睡眠状態を話すことが出来ないし、実験室内で多くの機械を装着して、睡眠の質を測定することも難しい。これに対して、研究代表者は起床後のわずかな唾液のみで、子どもの睡眠評価を実現できないかを実験的に検証した。その結果、起床直後のある性ホルモンの分泌量が増えるほど、子どもの「睡眠の質」が良い傾向にあることが明らかになった。更なる検証を続けることで、新たな睡眠評価手法を構築できるかもしれない。
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