研究課題
若手研究
(1)ニューロン再生が生じる微小環境および嗅覚入力の役割:嗅球ミクログリアの微細形態やその貪食嚢、死んだニューロン及び周囲の微小環境を明らかにした。(2)ミクログリアの貪食の動態及びニューロン再生における役割:嗅球ミクログリアの動態および新生ニューロンとの相互作用を明らかにした。さらに、新生ニューロンの成熟過程とミクログリアによる死細胞貪食の関係を示唆する手がかりを得た。(3)ニューロン再生制御機構:機能阻害実験等により、嗅球におけるニューロン再生制御機構の一端を明らかにした。(4)嗅覚機能:匂いの嗅ぎ分けや記憶などの嗅覚機能を評価した。
成体嗅球では、感覚入力依存的にニューロンがターンオーバーすることが分かっていたが、その制御機構については不明であった。本研究で得られた結果は、成体嗅球において、ニューロンのターンオーバーによるダイナミックな神経回路再編成の新たなしくみを明らかにしたものであり、感覚入力依存的な可塑性の重要な知見となりうる。
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