研究課題/領域番号 |
18K14824
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分46010:神経科学一般関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 (2019-2021) 早稲田大学 (2018) |
研究代表者 |
清水 勇気 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 研究員 (30778064)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 神経再生 / ゼブラフィッシュ / ラジアルグリア / 遺伝子発現変動解析 / 組織再生 / 中枢神経系 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、中枢神経系における再生能力が異なるマウスとゼブラフィッシュを用いて損傷後の発現遺伝子の比較を行い、ゼブラフィッシュが有する高い再生能力に寄与する分子機構の解明を目指したものである。脳損傷後に網羅的な遺伝子発現の比較を行い、ゼブラフィッシュのみで発現上昇する分泌因子を同定し、ヒト神経幹細胞およびゼブラフィッシュ脳損傷モデルにおいて、神経幹細胞の増殖を制御することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題は再生能の異なる生物種間の比較解析により、神経再生促進因子の同定を目指したものであるが、ゼブラフィッシュとマウスの比較解析により既知の再生促進因子の抽出に成功し、さらに神経幹細胞の増殖を促す新規因子を同定した。本研究による成果は、比較生物学的なアプローチが再生を制御する分子機構の解明および再生促進因子の同定に効果的であるということを示唆していると考える。神経再生を促すためには、神経新生、血管新生、抗炎症など多岐にわたる作用を有する因子が効果的であると考えられており、小型魚類-マウス間比較による探索の拡充および哺乳類での機能評価系を確立し、有望な因子の同定を目指す。
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