研究課題/領域番号 |
18K14891
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47020:薬系分析および物理化学関連
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研究機関 | 京都薬科大学 |
研究代表者 |
小西 敦子 京都薬科大学, 薬学部, 助手 (20634330)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 分子インプリント法 / ゲル / イオン液体 / センサー / 非侵襲的 / モニタリング / 非侵襲的モニタリング / 分子インプリントポリマー / ゲルセンサー |
研究成果の概要 |
鋳型分子としてコルチゾール(COR)、機能性モノマーとして4-ビニルフェニルボロン酸(4-VPBA)、溶媒としてイオン液体を用いて、CORを特異的に認識するCORインプリントゲルの開発を試みた。その結果、親水性イオン液体および疎水性イオン液体いずれを用いた場合においても、無色透明で均一なゲルを作製することができた。また、親水性イオン液体を溶媒とし、COR:4-VPBAの配合比を1:5として調製したゲルは、CORに対する高い特異性を有することが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
分子インプリントゲルは高い分子認識能から、またイオン液体ゲルはイオン液体の電気の通しやすさと不揮発性から、近年注目を集めています。これら二つを組み合わせた分子鋳型イオン液体ゲルセンサーは、互いの利点を同時に生かし、ゲルそのもので分子認識と信号変換の2つの役割を担う、新規なセンサーとすることができます。本センサーが開発できれば、汗中に含まれる生体内成分をリアルタイムかつ非侵襲的に測定するなどの応用が考えられ、現在医療現場で精神的肉体的負担を強いられている血液検査を劇的に改善することが期待できます。
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