研究課題/領域番号 |
18K14911
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47030:薬系衛生および生物化学関連
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研究機関 | 国立医薬品食品衛生研究所 |
研究代表者 |
曽我 慶介 国立医薬品食品衛生研究所, 生化学部, 主任研究官 (50746336)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 腸オルガノイド / ES細胞 / RANKL / M細胞 / TLR3 / オルガノイド / マウス腸管 / フローサイトメトリー / マウスES細胞 / マウスiPS細胞 / 内胚葉 / 幹細胞 / トランスクリプトーム / プロテオーム |
研究成果の概要 |
食品、医薬品の安全性評価でin vitro細胞評価系に利用される細胞で特に、腸細胞の誘導法について、分化条件の検討を行った。ヒト腸細胞で報告のある内胚葉分化誘導法をマウスES細胞で検証したところ、誘導群において一部の内胚葉マーカーが発現している細胞の割合が少なかった。ヒトとマウスでは種差があるため、同様の方法では誘導が難しいことが示唆された。また、M細胞を効率的に誘導する方法について、マウスオルガノイドを用いて検討したところ、RANKLに加え、TLR3刺激を行うことで、よりM細胞のマーカーが発現増加したことから、TLRがM細胞分化に関与することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は食品等の安全性評価基盤を構築するための基礎研究であり、動物を用いない評価系として標準化を行うことを目的としている。本研究で検討を行ったが、ヒト細胞の系をマウス細胞に応用するにはさらなる検討が必要であった。また、腸細胞の中ではマイナーなため機能が未知な部分の多いM細胞は抗原取り込み等を行い腸内免疫に関与することが知られているが、今回、分化にTLR刺激が関与していることが示唆されたため、今後ウイルスなどの異物とM細胞分化に関する研究が期待される。
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