研究課題/領域番号 |
18K14932
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47050:環境および天然医薬資源学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
安藤 広和 金沢大学, 薬学系, 助教 (00768731)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | マオウ / 育種 / 栽培 / エフェドリン |
研究成果の概要 |
漢方生薬麻黄は葛根湯や麻黄湯などの漢方処方に配合される重要生薬である。本研究課題では,マオウ属植物の分子育種に応用可能なDNAマーカーの開発を行った。その結果,中国に自生するマオウ属植物及びそれらの雑種とE. sinicaを鑑別するためのプライマーを開発した。また,次世代シーケンサーを用いる事によって得られた配列情報を解析する事により,含有成分と関連があるDNAマーカーの候補を明らかにした。このDNAマーカーは育種目標に応じて候補の数が減少し,最適なマーカーを選択することが可能である。今回得られた知見はデータを蓄積することにより,優良品種の選抜に貢献するものと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マオウ属植物は日本に自生がなく,中国からの輸入に依存している。しかし,供給は不安定な状態にあり,マオウ資源の確保が急務とされている。そのような状況下で,麻黄を国内生産するためには優良品種を早期に見出す必要がある。しかし,マオウの総アルカロイド含量が医薬品として利用可能になるまで少なくとも3年は必要であることから,DNAを用いた育種法が不可欠である。本研究では,原植物を簡易的に鑑別するプライマーの開発,含有成分と関連があるDNAマーカーの候補を明らかにした。今回得られた知見はデータを蓄積することにより,早期に優良品種の選抜を可能にし,日本独自のマオウ資源の創出に貢献するものと考えられる。
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