研究課題/領域番号 |
18K14945
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
赤嶺 由美子 秋田大学, 医学部附属病院, 講師 (10814387)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 新規抗てんかん薬 / ペランパネル / ラコサミド / 血中濃度 / 遺伝子多型 / CYP3A / TDM / 薬物輸送トランスポータ / 血中薬物濃度モニタリング / 薬物代謝酵素 |
研究成果の概要 |
本研究により新規抗てんかん薬である,ペランパネルならびにラコサミドの血中濃度は個体間変動が大きく,同一投与量においても血中濃度は大きくばらつくことが示された。 また,投与前の遺伝子多型解析からは個体間差を予測することはできないことから,ペランパネル・ラコサミドによる治療開始後は定期的に血中濃度を測定し,結果に基づいた投与量設計が重要となることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
てんかん患者さんにとって薬物療法は最も重要な治療法であり,適切な薬物を適切な投与量で治療を継続することが,生活の質・再発予防の観点からも強く求められる。一方,日本では新規抗てんかん薬の血中濃度に関する報告は少なく,日本人における血中濃度測定意義は不明確であった。 本研究成果は,日本人において血中濃度の個人差が大きく,投与量から血中濃度ならびに治療効果を予測できないことから,薬物血中濃度モニタリングが重要であることを示している。血中濃度モニタリングを積極的に実施することで,効果的な治療ならびに投与量不足 (または過多) による治療期間の延長や副作用が回避され,費用対効果の改善が期待される。
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