研究課題/領域番号 |
18K14961
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
秋田 智后 東京理科大学, 薬学部薬学科, 助教 (60801157)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 慢性閉塞性肺疾患 / 再生医療 / DDS / ドラッグデリバリーシステム / COPD |
研究成果の概要 |
肺がん併発のCOPDモデルマウスにおける腫瘍が肺気腫に与える影響と、両疾患併発時におけるAm80の肺胞再生治療薬としての有用性を、時間治療の可能性とともに明らかにし、臨床応用をより現実的なものとすることを目指した。Am80の分化誘導効果には作用点である核内受容体の発現リズムが関与している可能性が示唆された。また、Am80の肺胞修復効果において、肺胞修復効率が高くなる傾向の投与時刻の存在を明らかにして時間治療の可能性を見出すことができ、臨床応用可能なAm80粉末吸入剤を作製できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、肺がん併発型のCOPDモデルマウスを作製することでCOPD治療薬の肺がんへの効果及び抗がん剤を含む肺がん治療薬のCOPDへの影響を検討することができる。臨床病体を見据えた研究成果となるとともに、COPDにおける治療効果に対する概日リズムの関与を明らかにできることから、肺胞再生治療において概日リズムを考慮した治療方法の提案につなげることが可能になると期待される。また、呼吸機能が低下した高齢COPD患者においても十分吸入可能なシステムでの製剤開発により、臨床応用時にも病変部位である肺への局所的な薬物送達を可能にできる。
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