研究課題/領域番号 |
18K15057
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49010:病態医化学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
山城 義人 筑波大学, 生存ダイナミクス研究センター, 助教 (70751923)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 大動脈瘤 / シグナル伝達 / メカノトランスダクション / 細胞外マトリクス / Thrombospondin-1 / YAP / 細胞接着斑 / PAR-1 / メカノセンシング / 血管生物 |
研究成果の概要 |
大動脈瘤は血管壁が異常に拡張し、破裂・死に至る疾患である。その発生機序の詳細は不明であり、内科的治療法が確立されていない。したがって、大動脈瘤発生の分子メカニズムを解明し、治療法の開発へと結びつけることが喫緊の課題である。本研究では、細胞-基質間の相互作用を仲介する細胞外マトリクスThrombospondin-1(Thbs1)がメカニカルストレスに応答する分子であり、Thbs1の抑制が大動脈瘤発症の抑止に効果的であることを見出した。また、伸展刺激により血管平滑筋細胞から分泌されるThbs1が、インテグリンを介して転写調節因子YAPの核内移行を制御する事を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大動脈瘤は内科的治療法が確立されておらず、その開発のためには標的分子を明らかにすることが重要である。本研究では、血管のメカニカルストレス応答を担う細胞外マトリクスの役割と、大動脈瘤発生の分子メカニズムを明らかにすることを目的とし、Thbs1がメカニカルストレス応答を担うこと、大動脈瘤発症に関与することを明らかにした。今後、本研究を基盤として大動脈瘤の新しい治療法開発が期待できる。
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