研究課題/領域番号 |
18K15068
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49010:病態医化学関連
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研究機関 | 東北医科薬科大学 |
研究代表者 |
高井 淳 東北医科薬科大学, 医学部, 助教 (90813890)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | GATA2 / ヒスタミン / 炎症 / インビボイメージング / CLP / ヒスタミン合成酵素 / トランスジェニックマウス / 好中球 / IVIS / 大腸菌人工染色体 / 転写因子 / GATA / MonoMac / ヒスチジン脱炭酸酵素 |
研究成果の概要 |
本研究は、造血発生の鍵因子である転写因子GATA2に焦点をあて、GATA2がヒスタミン産生に関わる機序(、さらにその疾患との関係の解明を目指すことを目的とし、主に以下の2つの研究を実施した。①ヒスタミン産生細胞モニタリングマウスを用いたGATA2-ヒスタミン経路の解明、および② GATA2がGATA2関連疾患において果たす役割の解明 上記研究を実施する過程で、ヒスタミン産生細胞モニタリングマウスの樹立に成功し、その成果を論文に報告した。また、GATA2がヒスタミン合成酵素遺伝子座に直接結合すること、さらにGATA2はヒスタミンと関連する種々のサイトカインを制御することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
GATA2関連疾患であるMonoMAC症候群は2011年に初めて報告された疾患であるが、未だ有効な治療法は確立されてない。本研究の成果を基に、GATA2-ヒスタミン経路が感染免疫応答に関与する詳細な分子機序が解明されれば、monoMAC症候群に有効な治療法開発にも応用することができる。また、GATA2-ヒスタミン経路を特異的に阻害することができれば、新規メカニズムのアレルギー性疾患治療薬の開発にもつながると考えられる。
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