研究課題/領域番号 |
18K15074
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49010:病態医化学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立国際医療研究センター |
研究代表者 |
稲垣 奈都子 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 研究員 (00611419)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 肝臓 / リン脂質 / 多価不飽和脂肪酸 / リゾリン脂質アシル転移酵素 / 肝再生 / メタボローム / グリセロリン脂質 / PUFA / 再生 / 肝疾患 / アシル転移酵素 / 脂質 / LPCAT3 / 生体恒常性機構 |
研究成果の概要 |
近年、グリセロリン脂質は生体膜の主要構成成分としての役割だけでなく、様々な生命現象に関与していることが明らかになってきた。リゾホスファチジルコリンアシル転移酵素3(LPCAT3)は、リゾリン脂質アシル転移酵素の一つで、リモデリング経路においてリゾリン脂質にアラキドン酸を導入してリン脂質を合成する酵素である。本研究では、脂質代謝の中心的役割を担う肝臓に着目し、肝臓特異的LPCAT3欠損マウスを用いて、生理条件下における変化に加えて肝再生時におけるLPCAT3の役割を明らかにすることにより、『LPCAT3による生体恒常性維持機構』を解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
LPCAT3は、2008年に研究代表者の所属研究室で単離された酵素であり、その生理学的機能や病態形成に果たす役割に関しては未解明な部分が多い。肝再生の観点からLPCAT3の恒常性維持機構については、これまで国内外においても報告例がなく、本研究成果によりLPCAT3が肝切除後肝再生における肝細胞の増殖に関与することを示すことが出来た。この成果は将来的に新規治療法などの開発へと発展しうる可能性が期待される。
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