研究課題/領域番号 |
18K15085
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49020:人体病理学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
齋藤 明 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (70791010)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | タイトジャンクション / オクルディン / トリセルリン / ダブルノックアウト / バリア機能 / TJストランド / タイト結合分子 / Ajuba / オクルディン内在化 / Ajubaノックアウト / HCV感染阻害 / マウス抗OCLN単クローン抗体 / OCLNエンドサイトーシス |
研究成果の概要 |
HCVの感染を阻害する抗ヒトオクルディン単クローン抗体の作用機序を解明するために、ヒト肝癌由来細胞株のオクルディンの第二細胞外ループの一部に変異を加えた安定発現株を樹立した。そのうちシステインをアラニンに置換した細胞株においてオクルディンが細胞膜領域から消失する様子が見られた。また、オクルディンとトリセルリンをダブルノックアウトしたMDCK II細胞では、野生型と比較してイオンやマクロ分子の透過性が大幅に上昇する様子が見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、トリセルリンとオクルディンをダブルノックアウトした細胞株において、野生型と比較してバリア機能が大幅に低下し、且つタイトジャンクションストランドの構造に変化が生じることを見出した。この知見により、長らく謎に包まれていたオクルディンやトリセルリンの分子機能解明の端緒を掴んだ。本研究は、TAMPファミリーのバリア機能やTJ構造形成、生体への真の役割を解明する基盤的な研究として位置付けられる。
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