研究課題/領域番号 |
18K15099
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49020:人体病理学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
川西 彩 東海大学, 医学部, 助教 (40773114)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 膵臓 / 膵管癌 / Necl-4 / miRNA / 細胞接着因子 / miRNA mimic / 細胞接着 / microRNA |
研究成果の概要 |
Necl-4の発現を制御するmiRNAの発現と機能について検討した。マイクロアレイによる網羅探索を行い、miRNAの1個がNecl-4-knockdown(KD)細胞で有意に発現亢進していることを同定した。miRNA mimicおよびinhibitorを導入した膵癌細胞でマイクロアレイで発現亢進していたmiRNAが、Necl-4の発現を抑制することを確認した。Necl-4-KD細胞ではTP53、SMAD4が発現低下し、1個のmiRNAの発現が亢進することを明らかにした。 Necl-4の発現低下が膵癌関連癌抑制遺伝子の発現低下およびそれを制御するmiRNAの発現亢進に関連することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、細胞接着因子の一つであるNecl-4の発現を制御するmiRNAを膵管癌細胞で同定した。更に、Necl-4-knockdown細胞で発現亢進していたmiRNAがNecl-4の発現を抑制することを明らかにした。また、Necl-4抑制細胞およびNecl-4関連miRNAが膵癌関連癌抑制遺伝子の発現変動に関わることが示唆された。本研究の成果は、Necl-4関連miRNAを対象とした独自的・創造的な新規バイオマーカーや治療法の開発への発 展が期待され、学術的・社会的に意義があるものと考えられる。
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