研究課題/領域番号 |
18K15101
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49020:人体病理学関連
|
研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
冨田 さくら 東海大学, 医学部, 助教 (20647507)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | MEITL / SETD2 / JAK-STAT経路 / targeted NGS / 節外性T細胞性リンパ腫 |
研究成果の概要 |
消化管に発生する予後が著しく不良なT細胞性リンパ腫Monomorphic epitheliotropic intestinal T-cell lymphoma (MEITL) について、病理検体(formalin-fixed paraffin-embedded tissue, FFPE)を用いた遺伝子解析を行ったところ、本邦のMEITLはがん抑制遺伝子SETD2の変異あるいは欠失を示し、JAK/STAT経路に関わる遺伝子の異常も有することを明らかにした。これらの遺伝子異常がMEITLの腫瘍発生に関与している可能性も考えられる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
節外性に発生するT細胞性リンパ腫はいずれもまれな悪性リンパ腫で、未だ不明な点が多く、確立された治療法はない。今回、MEITLの遺伝子異常を明らかにすることができ、SETD2やJAK/STAT経路の異常が腫瘍発生に関与する可能性が示唆された。これらの遺伝子異常に基づき、有効な治療法が開発されることが望まれる。
|