研究課題/領域番号 |
18K15125
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49030:実験病理学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター |
研究代表者 |
神田 裕介 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 特任研究員(シニア・リサーチフェロー) (80803949)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 肝転移予防 / Amigo2 / 化合物スクリーニング |
研究成果の概要 |
がん転移予防薬の開発はがん患者の予後改善に繋がることが期待される。以前に、細胞間接着分子のAmigo2が肝転移のドライバー遺伝子として機能することを報告している。そこで、Amigo2発現に必要なシグナル分子に対する阻害剤は肝転移を予防できるとの着想に基づき、既に先行研究により見出していたAmigo2発現を減少させる6種類の阻害剤を用いて、肝転移予防効果を検討した。その結果、いずれの阻害剤も肝転移を抑制した。これらの成果は、Amigo2発現を減少させるシグナル分子阻害剤によって肝転移を予防できることを示唆している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肝転移予防薬の開発は、がん患者の予後を改善する上で重要な課題である。本研究で得られた成果は、Amigo2発現を抑制する複数種類のシグナル分子阻害剤が肝転移を抑制することを見出したものであり、既に承認済みの分子標的薬を活用したドラッグリポジショニングによる臨床応用への展開が期待される。
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