研究課題/領域番号 |
18K15181
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49070:免疫学関連
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研究機関 | 安田女子大学 |
研究代表者 |
野中 さおり 安田女子大学, 薬学部, 助教 (40767787)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | Spz5 / Toll / ショウジョウバエ / 自然免疫 / Spz5 / 感染非依存の免疫活性化 |
研究成果の概要 |
ショウジョウバエにおいて、Tollの新規内因性リガンドSpz5は、既知のTollリガンドSpzとは異なり、プロテアーゼによる切断を受けずにTollリガンドとして働くこと、Spz5-Tollの下流ではdMyd88が情報伝達分子として働くことがわかった。しかし、当初の予想に反して、ショウジョウバエ幼虫をピンセットでつまむと抗菌ペプチドが産生されるという申請者のグループが独自に開発した感染非依存の免疫の異常活性化のモデル系へのSpz5の関与は示せず、感染非依存の免疫活性化機構の全容は解明はできなかった。その代わりに、Spz5はSpzと協調して、ショウジョウバエの正常な個体発生に働くことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
当初の予定であった感染非依存の免疫の異常活性化の仕組みは示せなかったが、本研究により、Spz5が既知のTollリガンドSpzと協調して個体発生に関わるという新たな発生に関わる経路が見つかったと言える。さらに、ショウジョウバエのTollがその哺乳類counterpartであるToll-like受容体と同じようにマルチリガンド性をもつことが初めて示された。
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