研究課題/領域番号 |
18K15194
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49070:免疫学関連
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
高木 秀明 宮崎大学, 医学部, 助教 (10719628)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 形質細胞様樹状細胞 / 経口免疫寛容 / 粘膜免疫 / 制御性T細胞 / 抗原特異的 / アレルギー / 腸管免疫 / 抗原特異的Foxp3+Treg |
研究成果の概要 |
形質細胞様樹状細胞(pDCs)は多量のI型インターフェロンを産生する免疫細胞であり、現在までにウイルス感染防御免疫応答の惹起や自己免疫疾患の発症に重要な役割を担うことが明らかになりつつある。また、pDCsはT細胞免疫応答において環境依存的に活性化あるいは抑制的に多面的な役割を担っていると推測されている。しかしながら、腸管組織におけるpDCs機能については依然不明であった。そこで本研究ではこれまでに不明であった『腸管での免疫学的恒常性維持における“pDCs機能”の意義』に着目し、腸管免疫組織pDCsの性状特性および経口免疫寛容成立における役割を明らかにすることを目的とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題の意義として、これまで未知であった『腸管適応免疫応答の制御機構』に関する“pDC機能”の重要性が解明されることから新たな概念が提唱され、当該分野の発展に積極的に貢献できることが挙げられる。 さらに“pDC機能”に関する生物製剤などの分子標的創薬の研究開発が、ヒトpDCの生体内動態に基づいた腸管免疫疾患の病勢診断法とともに革新的な分子標的治療法の確立、ならびに感染症への新規経口粘膜ワクチンの開発を導くことが強く期待される。
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